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八朔(はっさく)

100_1749 店に八朔が並ぶ頃になると、必ず思い出すことがある。

もう、はるか昔のことになってしまった高校時代のことなのだが、お昼はお弁当を持って通っていた。

私は、母が作ってくれるのを当たり前のことのように思っていたが、友達の中の一人は自分で作って持って来ていた。

その子のお弁当は、お弁当としたら不思議なものが多く、焼きソバが入っていたり、冷えたカレーだったり、カステラだったりと、何となく首をかしげるようなものだった。

誰かが、その子に「○子さんのお母さんのお弁当って、変わってておもしろいね。」と言った時に「ん?あー、これは自分で作っているの。」と、何の屈託もなく答えた時に、たぶん、それを聞いた私達は一瞬にして自分を恥じた気がする。

どういう理由で自分で作っているのか、深くは聞いては居ないが、「自分で出来ることは自分でする。」と何かにつけて言っていたので、きっと、お弁当も出来ることとして、自分で用意していたのだろう。

八朔は、その子が持ってきて皮を剥いたときに、その甘酸っぱい香りが広がり、みんなで分け合って食べたことを思い出させてくれると同時に、子供から大人への移行時期にある高校生の多感な頃に一瞬にして引き戻してくれるのだ。

甘酸っぱいだけでなく、独特の苦味も手伝って、私の青春の味になっている気がする。そして、八朔の出回る時期の陽の光に春の息吹きを感じて、心をはずませてもいた。

誰にも、そういう思い出の味がありますよね~♪  

それにしても、親にしてもらって当たり前と思っていた自分が情けない。(~~;

自分のことで精一杯で、周りのことが見えていないということは今でもあるが、客観的に物事を見ると言うことを意識してやろう!と思うようにはしている。・・・のだが、さて。(*^_^*)ゞ

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