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つながれた象

100_1510 美輪明宏の音楽会にひたって来た。

もちろん、プロ中のプロと言うべきその舞台は、あらゆる影のサポートがあるから出来るのだろうが、歌う曲の全ての主人公、出てくる人々が、あたかもそこに存在して息をしているかのごとくに、表現し尽くす。

舞台に姿を現すのは、美輪さんだけ。
しかし、背面のシルクスクリーンに描き出される景色やライティングの技術、音響のすばらしさ、自分の拍手する手の感覚、そういうもの全てが描き出す世界を、まるでそこに存在するかのように映し出していた・・・・。

全てが終わりを告げた時に、一つの寓話を思い出していた。

「サーカスに小象が連れてこられた。そして、その足に鎖をつながれ
その端は、一本の杭につながれていた。
小象は、来る日も来る日もその杭から逃れる為に、鎖を引き続けた・・・。

そして、ある日小象は一つの結論に達した。
『この杭を自分の力で引き抜くことは、不可能だ。』

それから、5年が経ち10年が経った。
小象は大きく成長し、杭をはるかに超して大きくなった。
しかし、もう杭を引き抜くことを試みることは無かった。
不可能だと決めていたから・・・。
今のその象には、たやすく抜けるにもかかわらず・・・。」

「自分に正直に、真っ直ぐ、後悔の無いように生きて下さい。
命をまっとうした時に、神様に胸をはって会うことが出来るように・・・。
その眼を見て、『私は、自分にウソ偽りのない人生を歩んできました。』
こう言えるように・・・。」
美輪さんのその言葉は、私の胸を貫いた。
今まで、いろんな人に同じ言葉を言われてきた、しかし、彼の口から出た言葉には尋常でない重みがあった。

私は、抜ける杭を抜けないものだと決め付けて居ないか?
そう、問い正す為に行ったような気がした・・・。

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