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四万十川のおじいさん

もう、何年も前のことになるが、NHKの「新日本紀行」という番組で、四万十川で漁をして暮している老人を紹介していた。

もう80歳を過ぎていたが、小船に乗って天然うなぎや鮎などを、必要最小限だけとって生活の糧にして来たと言う。その顔に刻まれた深い皺が、苦労を重ねてきたあきらかな証拠になっていたが、老人は、事も無げにこう言った。

「四万十川で漁をさせてもらって、この川といつも一緒に過ごして来れたのは、何よりありがたいことでした。」

同じように80歳を過ぎていると思える妻と、河原でおにぎりの昼食を取り、満足げな顔で四万十川で生きる鳥や木々達を見上げる顔には、一種悟りにも似たようなおだやかな笑みがこぼれていた・・・・。

市井を静かに生きる人の中にも、たとえみんなから認められるような偉大なことを成し遂げなくとも、明らかにすばらしい人生を送っている人が居ることを、その時にしみじみ思った。自然をそのまま受け止め、受け入れ、感謝しつつ日々を送る・・・。

たぶん、人に対する時にも同じようにするのではないだろうか・・・・。

そのままを受け止め、受け入れ、否定することなしに、穏やかに接する。

見ていた主人と、どちらともなくこう言った。

「こんな風に生きられたらいいね・・・・。」

暮らしに必要なものは、真面目に働き感謝しつつ生きたら必ず与えられる。必要以上に入ったら足りない人に分けて、足りなかったら分けてもらう。そこには、何の法律も条令もルールも要らない。ただ、そうするだけ・・・・。

そういう、いわゆる普通のことさえ出来たら、もっと優しい時間をみんなが持てるようになるんじゃないかな・・・・。

四万十川のおじいさんは、その生きざまでいろんなことを語ってくれた。

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