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幼い頃

必要があって、自分の生まれた時や幼い頃のことを調べることになった。しかし、母に聞いても「どうだったかね・・・・?」という返事か、あるいは、兄や妹の話を次々に話し始めるので、結局たいした収穫は得られなかった。

それでも、その過程で忘れていたことを次々に思い出し、幼い頃の自分がよみがえってきた瞬間があった。やはり、幼い頃なので、母親と一緒に居る場面が多かったのだが・・・・。

「ほら、見てごらん、きれいだねー・・・。」母は、そうやって子供に話しかけることが多かったような気がする。一緒に道を歩いている時は、必ず、「ほら、見てごらん、きれいだねー。」か「ほら、見てごらん、かわいいねー。」と促されていた気がする。

母が指差した先にあるのは、一面のレンゲ畑であったり、道端に咲くタンポポであったり、夕焼けにそまった空であったりした。そして、それに興味を持った私がじっと見ていると、その時ばかりは「早くしなさい!」も言わず、一緒に納得が行くまで見ていてくれたというふうに、記憶している。

そして、そういうときには必ずと言って良いほど、童謡を歌って教えてくれた。ひょっとしたら、その時の流行の歌謡曲もあったかもしれない。ともかく、歌は生活の中にいつもあり、もしかしたら、母は歌手になりたかったのかもしれない。そんな話を聞いたような気もする。

わたしは、一人の時間が大好きだった。誰にも邪魔されない時間と空間の中で遊ぶ子供だった。兄と妹が一緒に仲良く遊んでいるのを、うらやましいと思っていたのか、それも記憶にないが、ともかく静かな時間を過ごしていた。その一方で、お転婆で活発だと学校の通信簿に書かれていたこともあり、ON・OFFがはっきりしてたのかな・・?と今になると思う。

自分が本当の自分であることを確認するためには、幼い頃に戻って自問するのがいいのかもしれない。体を病んでしまいそうな時には、(ほんとうにそれでいいの!?)と、自分の生活を見直してみるのも一つの方法かもしれない。好きでもない事を無理やりやる必要が無く、他の道もあるんだったら「好きか、嫌いか。」で判断することも、時には良い結果を生むのではないか、そんな気がする。

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